骨隆起という外骨症で骨が盛り上がって異常に発育した状態です。
男性より女性に多く見られます。
20代くらいから膨らみ始め、ゆっくりと大きくなっていく場合があります。
歯肉の炎症との違いは硬さです
歯肉の炎症の膨張との違いは、痛みがなく手で触ってみると硬いのが特徴です。
歯肉の炎症の腫れは、柔らかく弾力があるので明らかに違いがあります。
骨隆起のできる場所は
下の歯の内側の歯肉(下顎隆起)
上の歯の真ん中の歯肉(口蓋隆起)
骨隆起の治療の必要性はある?
骨隆起は炎症や腫瘍などの疾患ではありません。
そのため治療を必要としませんが痛みや生活に支障をきたす場合は、処置をすることがあります。
<処置が必要な具体的例 >
1.口内炎が出来やすい
2.滑舌が悪い
3.義歯を装着すると骨隆起にあたる
骨隆起の原因と予防
骨隆起は原因がわかっていません。
可能性としては、遺伝や強い噛み合わせで生じる場合があります。
歯ぎしりや噛み合わせの強い人、食いしばる人は骨隆起が発生することがありますので、マウスピースを装着することをおすすめします。
マウスピースは過剰な力を軽減しますので、骨隆起の為だけではなく歯の摩耗も防ぎ健康な歯を保持します。
まとめ
異常を見つけても、炎症などの可能性もあります。
骨隆起とすぐに決めつけずに歯科医院でデジタルレントゲンや視診、触診などで診断してみてください。