新型コロナウイルスのついて小学館から出版されている女性セブンの取材を受けました。
女性セブン(2021年2月11日号)に記事が掲載されています。
追記:小学館から当院へ掲載記事の本が届きました。
取材の内容は以下のようになります。
新型コロナウイルスによる生活の変化で虫歯が増えているようです。コロナ禍で口腔内事情は変わったのでしょうか?
外出自粛ムードの長期化によって病気は痛みさえなければつい後回しにしてしまいますが、早期発見が大事な虫歯や歯周病などを見過ごしてしまい深刻化しています。
実際どのように変化があるのでしょうか?
コロナ禍による歯科医院の来院控による”コロナ虫歯”が確実に増加傾向になっています。
具体的には次のような症状です。
①歯垢が増えて虫歯が増加している。
②ブラッシングがあまくなり歯垢が増加。
③ブラッシングがあまくなり歯周病になってきている。
④定期検診などを受けないことにより、歯垢や歯石が溜まり虫歯や歯周病のリスクが高まっている。
⑤ホームステイのため「ながら食べ」をする機会が増えたため、口腔内の虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすい環境になっている。
歯科医院を受診して、自分では取りきれない歯垢・歯石の除去をするプロフェッショナルケアが大切です。
受診控えが長期化することによって生じる”コロナ虫歯”や”コロナ歯周病”を予防していきましょう。
歯ブラシなどで口腔ケアを行い口腔内の細菌を減らすことによって、誤嚥性肺炎、かぜ、インフルエンザのウイルスも歯周病菌を減少することによって、口腔内の細胞への付着を阻害しますので、感染症対策にも効果的です。
口腔内が原因で「老化」に結びついていく問題はどのようなことがあるのでしょうか?
例えば「歯周病が老化を加速させる」とか「虫歯によって固いものが食べられなくなって体が衰弱化する」といったことはあるのでしょうか?
年齢が増加すると唾液の分泌量が減少してきますので、食べかす・汚れ・着色物質が歯の表面に沈着しやすくなってきます。
歯の表面がなめらかで健康そうに見えても、目には見えないミクロのスジがあり、そのスジに着色・汚れ・プラーク・歯石がとどまってしまいます。
特にエナメル質は加齢に伴ってすり減る傾向があり、歯の損傷や虫歯が起こりやすくなります。
そのとどまったプラーク・歯石の中になる細菌が、虫歯や歯周病を発生させます。
歯周病が進んでしまうと歯の動揺や歯茎が退縮してそれを支える骨が破損され、歯の欠損を引き起こします。
そのため、食べ物がうまく噛めず、柔らかい食べ物を摂取することが多くなり、必要な栄養素の摂取が不足する可能性もあります。
歯を失うことによって、その歯を固定していた部分の顎の骨が以前のような高さを維持できなくなって萎縮してしていまい、顔の表面にシワができやすくなるといった危険性もあります。
口腔内が原因での老化や不調を防ぐためのケアは?
一番のおすすめは、プロフェッショナルケアです。
歯科医院を受診し、自分では取りきれない虫歯・歯周病の原因である歯垢や歯石を綺麗に除去してもらいましょう。
また、通常のブラッシングだけでなく、虫歯・歯周病を予防するだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間をよく磨きましょう。
また、40代になると加齢によって免疫機能が低下し唾液の量も低下してくるので、ウイルスや細菌の防御機能ができなくなり、口腔内の病気のリスクが上がってきます。
外出自粛によって歯科医院の検診・受診がおろそかになり、気がつかないうちに虫歯や歯周病が進行してきます。
歯周病は、世界で最も疾患率の高い感染症です。
虫歯や歯周病にならないように自分で予防することは、ブラッシングをして歯垢を除去することです。
加齢や老化を防ぐブラッシングのポイントは、歯の表面ではなく歯周病菌が蔓延る歯と歯の間や歯周病ポケットを磨くのが重要です。
歯ブラシは、細かい隙間に自然と入り込む超先細に加工された毛先の歯ブラシを使って歯周病ポケットの汚れを除去できるものを選んでください。
→ライオン株式会社DENT.EXシステマ44H
フロスは、唾液に触れるとスポンジ状に膨らみ清掃面積が広がり効果的に汚れを除去できるものを選んでください。
→ライオン株式会社DENT.eフロス
歯磨き粉は、虫歯予防のため高濃度フッ素(1450PPM)の入っていて、歯周病ケアも入っているものを選んでください。
→GSKシュミテクト歯周病ケア
洗口剤は、液体ですので口の中を隅々までいきわたらし、虫歯・口臭・歯垢・歯周病の原因菌を殺菌できるものを選んでください。
歯ブラシやフロスを使っても磨き残しが出てくる場合もありますので、それを補助するためにも洗口剤を使いましょう。
→ジョンソンエンとジョンソン株式会社 薬用リステリントータルケアゼロプラス