東陽町歯科医院

読売新聞 コンピューター用い歯の「かぶせ物」設計 合成樹脂 機械で削り出す

読売新聞 コンピューター用い歯の「かぶせ物」設計 合成樹脂 機械で削り出す

歯のかぶせ物について読売新聞の記事に掲載されましたので紹介します

2014年5月22日夕刊読売新聞

虫歯を削って樹脂などで覆う「かぶせ物」の形をコンピューターで設計し、自動的に加工機械で削り出す方法が、先月、保険適用された。アレルギーを起こさず、一定の硬さを持ったかぶせ物を患者に装着できるようになった。(米山粛彦)
 ◆先月、保険適用に
 虫歯は、口の中にいる菌が食べ物に含まれる糖を利用して酸を作り、歯を溶かしてできる。酸の浸食は表面のエナメル質から始まり、象牙質、さらに歯髄に広がると激しい痛みに襲われる。治療は、虫歯の部分を削り取った後に、合成樹脂や合金でできたかぶせ物で歯全体を覆う。
 かぶせ物は従来、入れ歯や差し歯の製作・加工の専門家である歯科技工士らが手作業で作ってきた。合成樹脂製の場合、色合いは本物の歯に近いが、中に細かい空気のつぶが入ったり硬さにムラができたりして耐久性に劣る。金や銀、パラジウムなどの合金製は耐久性が高いものの、アレルギーを起こす患者がおり、見た目も本物と異なる。
 今回、保険適用になったのは、「CAD/CAM(コンピューター支援設計・製造ユニット)◎」というシステムを使う手法。奥歯のうち犬歯に近い2本の「小臼歯」(上下左右の合計8本)が対象で、材料には合成樹脂製を採用した。
 まず、石こうなどで作った患者の歯型を、立体の読み取り装置を使ってデータ化し、コンピューターの専用ソフトに入力する。表示された歯型の画像は、360度回転させたり画面いっぱいに拡大したりできる。
 ソフトにあらかじめ用意された複数のかぶせ物の候補から、患者に合ったものを選び、かみ合わせを考慮して大きさや形を調節する。隣り合う歯を透かしてかぶせ物が大き過ぎないか、十分な厚みがあるかも確かめられる。「模型の歯型では目の届かない部分が、画面上では自由自在に見られる」と北海道医療大准教授の疋田一洋さんは語る。
 設計後、かぶせ物のデータを加工機械に送ると、キャラメル大の合成樹脂のブロックをドリルが自動的に削る。技工士が表面を研磨すれば完成だ。
 ブロックは量産品で硬さのムラがないうえ、合成樹脂でも従来より硬い素材が用いられている。2007年に同大で臨床研究として治療を受けた札幌市の主婦(53)は、「今も違和感なくかめています」と言う。
 広島大では13年度までの3年強で98本の歯に臨床研究を実施したが、これまでに割れたのは2本だけ。講師の安部倉仁さんは「従来の合成樹脂よりも長持ちすると考えられる」と語る。
 ただ、長年使えば、コーヒーなどの飲食物により変色する可能性はある。また、材料費が高いため、1本約2万7000円と、従来の合成樹脂(約1万5000円)や合金(約1万2000円)よりも高額だ(患者の自己負担額はこの1〜3割)。
 治療には専用のソフトと加工機械が必要。臨床研究を実施した両大、大阪歯科大、東北大にはすでに機材が導入されている。
 もっとも、歯全体に覆いをかぶせる必要が出てくるのは重度の虫歯だ。疋田さんは「丁寧な歯磨きで虫歯予防を心がけ、もし虫歯になっても放っておかず、症状が軽い段階で治療を受けてほしい」と話している。

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