歯肉(歯茎)が痛い

自分でできる応急処置は

自分の体に合う鎮痛剤を飲んで痛みを和らげます。

①口内炎の場合

⑴刺激性の食べ物を避けましょう。
⑵薬局にて口内炎用のお薬を使って塗布します。
⑶日常生活でビタミンB2 、B 6、Cを積極的にとり食生活でバランスの良い食事をとりましょう。

②歯茎が腫れている場合

⑴歯と歯の間や歯と歯肉(歯茎)の間に食べ物が詰まると炎症起こして痛くなることがあります。歯ブラシやデンタルフロスで食片をとりましょう。
⑵患部を冷えピタシートで貼って痛みを和らげます。気を付けなければいけないことは、直接氷などをで冷やし刺激が強すぎると治りが悪くなることがあります。
⑶うがい薬を使用します。うがい薬を使って細菌の繁殖を防ぎ殺菌作用が期待できます。
⑷患部の噛み合わせを避けましょう。
⑸柔らかい歯ブラシを使います。患部の周囲を優しくゆっくり磨いて清潔にしましょう。痛みが強い場合は無理に磨かないでください。
⑹体を休めましょう。歯肉(歯茎)の痛い時は体の抵抗力が下がっている時です。仕事のストレスや睡眠不足、風邪、インフルエンザなど病気が起きた時に歯肉(歯茎)などの粘膜に痛みが生じます 。

歯肉(歯茎)の痛みの原因は

①口内炎の場合

口内炎は、歯肉や舌にできる痛みの伴った潰瘍です
疲れやストレス、栄養不足、ビタミン不足など抵抗力が弱っている時にできやすくなります。
患部に軟膏で貼るタイプを使って痛みを軽減し、必要に応じてうがい薬を処方します。

②歯肉(歯茎)に傷がある場合

とんかつなどのフライや硬い食べ物、強いブラッシングで歯肉(歯茎)に傷ができ痛みが伴うことがあります。
傷が大きい場合は口内炎のようになり特に痛みを生じます。
患部に軟膏を使って痛みを軽減します。

③歯肉炎の場合

特に若い人に発生し、ブラッシングができていない場合に起こりやすく歯と歯肉(歯茎)の間に磨き残しがあると細菌が繁殖して炎症起こし痛みを起こします。
ゆっくりやさしく丁寧に患部をブラッシングして痛みが軽減します。
必要に応じてスケーリングや薬物塗布を行います。

④歯周炎(歯槽膿漏)の場合

歯周炎は重度の歯肉炎でその名の通り歯の周りの組織まで炎症を波及して歯を支えている骨まで破壊していく病気です。
疲れやストレス、栄養不足、睡眠不足などで急性化して強い痛みと腫れを引き起こします。
痛みがある場合は化学療法や抗炎症薬の塗布をして炎症を軽減してから、スケーリングなどのクリーニング治療をします。
また痛みが強く、大きく腫れている場合は患部を切開して化学療法をする場合もあります。

⑤歯の根っこの先に膿がある場合

虫歯が進行したり、根の先端に細菌が繁殖して膿を作る場合があり、それが急性化して歯肉に痛みや腫れが生じる場合があります。
化学療法をして痛みと腫れを軽減して根管治療をして治していきます。
必要に応じて患部を外科的に取り除く方法もあります。

⑥親知らずが原因の場合

親不知らずは歯みがきがしにくく親知らずの歯肉の周囲に細菌が繁殖して疲れやストレス、栄養不足、睡眠不足によって抵抗力が弱まっている時に炎症を起こし歯茎の腫れや痛みを生じます。
化学療法や抗炎症薬の塗布をして痛みを軽減します。

⑦歯の根っこが折れている場合

歯が折れている場合、細菌が繁殖して炎症を起こし痛みや腫れを発生させます。
なるべく保存を前提として考え、その患部を除去し残った歯を再構築しています。

⑧食片圧入

歯と歯の間に食べ物のカスが詰まって歯肉(歯茎)に炎症を起こして痛みが発生します。
フロッシングやスケーリングをして原因となるものを除去して炎症を止めます。
歯肉(歯茎)の痛みや腫れは、ストレスや疲れ、栄養不足によって抵抗力が弱まって炎症を起こします。
一旦症状が治まっても繰り返し起こります。
痛みがなくても歯肉(歯茎)の腫れがある場合は、早めに歯科医院を受診してください。

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