その口内炎は舌がん?

現在、舌がんがメディアに取り上げられることが多くなりました。
しかし、乳がんや胃がん、大腸がんなどに比べて、その情報は少ないようです。

当院には、口内炎の治りが遅く、「舌がんではないか」と不安に感じて来院する患者様が、非常に多くいます。

この記事では、口内炎と舌がんの見分け方を説明します。

口内炎

口の中の粘膜、口唇、舌に何らかの原因で炎症が生じて水疱、潰瘍、白苔などが粘膜に病変を生じたものです。

舌がん

舌がんは、口腔にできる癌の一つです。
医学的には、中咽頭癌に該当します。
舌の表面から発生し、舌の深い場所まで広がっていきます。

舌がんと口内炎の見分け方

1.2週間以上痛みを感じる
2.2〜4週間白斑・赤斑がある
3.粘膜がただれているが痛みがない
4.2〜3週間お薬を塗布しても治らない
5.口内炎が2〜3週間しても治らない
6.しばらく出血している傷がある
7.食べたり飲んだりする時にいつもと違う
8.粘膜が盛り上がったところがある
9.顎の周囲が痛みや腫れが続いている

医療機関を受診しましょう

上記の症状が、2〜3週間して治りにくい場合は、念のため医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診する際には以下のポイントに注意してください。
1.常用のお薬を飲んでいる方は、必ずお薬手帳を持参しましょう。
2.口の中に義歯などの補綴物がある場合は、持参しましょう。

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